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お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
JUGEMテーマ:読書

久々の良書。なので少しまじめに書いておく。
まず断っておくと、私はサイエンス以外の知識に関しては多分高校生レベルである。
よって本書に記してあるように金融に関する知識はほぼゼロであり、リスク資産って
元本保証がなく恐いものだと思っている、いた。

本書ではまず金融リテラシーの必要性を第1章で述べた後、第2章で各種金融商品の
解説を行い、第3章で金融投資に関する具体的な実践指南、そして第4章で「金融を
通じた社会責任の遂行」と題し投資を通じた社会貢献のありかたについて語っており、
キモとなる部分は第1章と4章であろう。
1章では日本人はリスク資産比率が低く、その分長時間労働でお金を稼いでいる。
しかし、この長時間労働が少子高齢化を招いており、また単純労働は途上国の
安い労働力と比べるととてもかなわないため、今までのような収入形態ではもっと
きつくなっていくことが予想されると記している。さらにリスク資産比率が低いのは
金融リテラシーが低いからであるとしている。またその必要性について確定拠出型年金
の広がりなどを例に挙げ力説している。
4章では「金融には、政治と同じように社会を変えうる力がある」という持論を、社会
責任投資(SRI)を例にして語っている。つまり、環境にやさしいなどの基準をもとに
投資するファンドに個人がお金を入れることが普通になると、企業としても環境問題
に力を入れないと融資を受けることができなくなり、そういった努力を怠った企業は
淘汰されていき、よりよい社会になりうるという流れである。

こういった流れの中で、具体的な資産運用としてはまずは投資信託を薦めている。
この部分だけが取り上げられアマゾンなどではけしからん!といったレビューも散見
されるがこの本のメインは上述したような思想の流れなのだと思う。
全体としては好感の持てる内容なのだが、例えば運用資金として例えば車を買うのを
やめれば駐車場代、減価償却費などが浮いて投資に回せるなどといった記述には疑問
を感じる。ワークバランス見直しのために金融リテラシーを身につけるべしと主張
する本書であるが、そもそも何のためにお金を稼ぐのかといった視点が欠けている
ような気がさせられる。
それを差し引いても良書であり、再読したくなる本。
さっき来年度から働く会社を調べていたら、確定拠出型であった。本書を読んでいな
かったら、こんなことは気にも留めていなかったに違いない。
| Book | 04:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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